ナデシコボーイ
篤也がやって来て、
篤也と絡まって、
あんなにどうしようもなかった彼らが、
こんなにも変わった。


先生はそのことに
気付いていました。




先生『吉田なら、アイツも…。』




先生「すまない、吉田。屋上に空を迎えに行ってくれないか?」



篤也「は?おれですか?」



先生「頼む!」




篤也はちょっとめんどくさそうに、
眉をハの字に曲げながら、




篤也「わかりました、いってきまーす!」




と言って、教室を出ていきました。




小嶋「オレも行く!」




小嶋が立ち上がったのと同時に、
牧野と松岡も黙って立ち上がりました。



先生「おまえらはいいの。」




先生は彼らを
ムリヤリ席につかせました。
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