君が私にくれたもの
あれからもう2月年が経ったんだ…


中学1年の頃から私と力也は付き合いだした。

私からの告白に、力也は驚きながらも優しいキスをしてくれた。

それからは毎日がとても楽しかった。

けんかもしたけど、いざというときは私の味方をしてくれた力也。

大好きだった、小さい時からの幼なじみ。

でもそんな楽しい日々に神様は地獄をみせた…

中学校3年の記念日。

受験だから、会うのは受験が終わるまで最後にしようと決めた最後のデートの日。

力也は、横断歩道を赤で渡り、車に引かれそうになる男の子を助けようとして…

私は必死に声をかけたけど、力也が戻ってくる事はなかった。

また思い出した力也との思い出があとからあとから溢れて、私は胸が苦しくなった。



やけに眩しく感じた夕日が私の涙を光らせた‐‐






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