君が私にくれたもの
河村くんか…

授業がおわって休み時間。

「河村く−ん アドレス教えてよぉ」

後ろで河村くんめあての女子たちが沢山周りにたかっている。

「うるせ…」

河村くんは明らかに迷惑そうだ。


「河村くんって…」

あかりが私の席にきて驚いた顔をしながら話しかけてきた。

「うん 力也に似てる。」

あかりも思ってるみたい。

「大丈夫?」

「どうしたの あかりそんな深刻な顔で…。 大丈夫だよ。 顔は似てても性格とか、もっとフレンドリーだったし(笑) 全然ちがうよ。」

そういいながらも私は動揺していたみたいだ。

あかりにはごまかせなかった。

「うそ。 璃緒、泣きそうになってるよ。」


私はあかりに連れられて、あかりに抱きしめられながら泣いた。

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