君が私にくれたもの
…陸Side…

俺は新しいクラスへの不安と少しの期待を胸に教室に入った。


紹介された時 女子の甲高い声が耳に入る。

はぁ… またこれか。

女子は嫌いだった。 俺の顔しか見ていない
性格なんて見ようとしない。


そんな女子の声を聞きながら、前を向いたとき、ある女に目がいった。

強い目。 でも寂しげで なぜか俺の顔を見て、驚いていた。

そして顔を伏せて、何かを隠しているみたいだった。

あんな奴と会ったことあるっけ?

俺は不思議に思った。

あの女に興味がわいた。



< 8 / 14 >

この作品をシェア

pagetop