メトロノーム

その後

私はサックスのブランクに手こずり
何日もサックスを吹き続けた。

メトロノームを聴き続けたおかげか、
リズム感だけは衰えずにいたのが唯一の救いだった。


私はたくさん学校を休んだが無事卒業し、
進学もできて学校で楽しくやっている。

もう学校では音楽に携わってないが
サックスだけは毎日吹いている。

そして、今日は先輩の命日。
私は先輩のお墓の前でサックスを吹く。
先輩の分までサックスを頑張るともう一度、
お墓の前で心に…先輩に…誓った。



-END-
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