ある昼休の会話Ⅱ



ってか温水さんを好きなあんたがそれを言うか!!


「エッチ・・それこそ愛があれば出来るんじゃないの?」


「そ、それはそうかもしれないけれど・・」


「それに、顔が嫌だったらやらなければいい話でしょう?」


「ちょっと待ったぁ~~~~!!!!」


佐野さんとマミの話に無理矢理入って来たのは


やはり橘さん。



「いい?あんた達、世の中男は顔なのよ!!」


バンと机を叩いて演説を開始しようとする橘さんに

二人は黙って聞いている。


「たとえば、結婚式に招待されたとしましょう。それで相手の
顔を見たとする!!」


「うんうん」

「表向きは“あら、とっても素敵で優しそうな旦那様ね”って
言われるかもしれない」

コクコクっと佐野さんまで頷く。


「でもね!後になってからその夫婦抜きでバカにされんのよ!?」


「「何を?」」
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