ある昼休の会話Ⅱ
「あたしはそんなんじゃないと思う。周りからどんな目で見られようと
その人を本当に愛してるんだったらたとえ相手がどんな人でも..」
「じゃあカナちゃんは将来年金がなくても平気?」
「そ、それは関係ないでしょ?それにそういうのはちゃんと政府の人が..」
「マンション買ってもローン払えなくなったりするんだよ?」
「派遣村とかに行かなくちゃいけなくなったりするのよ?」
「それにミナミの帝王みたいな怖い人にお金借りたりすることもあるかもしれないじゃん?」
じゃあじゃあ!!
「お金持ちでブサイクと結婚すればいいじゃない!!!!」
そんなにお金が大事なの?
そりゃあないよりもあった方がいいとは思うけど
そんなに..そんなに..
「だから顔が大事だって言ってるでしょ!!」
バンと机を叩きながら猛抗議するのはマミ。
話なんてするんじゃなかった..
黙って話を聞いておくべきだったと
今更後悔したってもう遅い。
「カナちゃんは何処か現実から逃げようとしてるのよね~」