ヒレン
旅館に入った瞬間、知った顔が目に入った。



教えている学生だ。


思わず秀明の服の袖を掴む



「御案内いたします」



動揺を隠しながら部屋へと歩いていった。




「どうぞ。こちらがご宿泊いただくお部屋若紫になります」



通されたかなり広い和室。



2部屋続いている。外に見えるの露天風呂……



荷物を置き、お茶を入れた舞子の落ち着き振りを見て、もしかして空似?とも思ってしまう。
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