ヒレン
「たしか……」


「舞子?」


「うんうん」


李音の声にふと思考を戻そうとした瞬間、衝撃音が辺りに響いた



「何?」



視線の向こう、すぐ傍に散らばるガラス。倒れているバイクと……




「うそ……」



「ヒデ!!」




影が横切った。



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