ヒレン
脈打つ確かな鼓動
触れた手から伝わる体温
僅かな汗の臭い
生きてる
この瞬間、確かに貴方は生きている。
握っていた手に力を込めた。
貴方が生きているだけでこんなにも嬉しいなんて……
ポツリ、ポツリと私の瞳から温かい雫が落ち始め、つないでいる手を濡らす。
少し骨ばった指が私の目元に触れた
「 」
視線をやると薄っすらと目を開けた貴方の顔
「……か。気をつけてっていったのに」
「…ん」
確かな温もりがここにある。
……愛している
彼を、心底愛している
智、和くん。ありがとう
触れた手から伝わる体温
僅かな汗の臭い
生きてる
この瞬間、確かに貴方は生きている。
握っていた手に力を込めた。
貴方が生きているだけでこんなにも嬉しいなんて……
ポツリ、ポツリと私の瞳から温かい雫が落ち始め、つないでいる手を濡らす。
少し骨ばった指が私の目元に触れた
「 」
視線をやると薄っすらと目を開けた貴方の顔
「……か。気をつけてっていったのに」
「…ん」
確かな温もりがここにある。
……愛している
彼を、心底愛している
智、和くん。ありがとう