Taboo Apple
龍太は啜っていた冷めたコーヒーを吹き出しそうになった
「別に普通だと思うけど」
「それ兄さんには言うなよな。泣くぞ」
「言わないよ。言ったのは龍ちゃんが初めて。お父さんが私を愛してくれてるのは痛いほどわかってるから」
再婚して1年たった頃ママは亡くなってしまった。お父さんは血の繋がりのない私を娘だと言ってくれて実の子のお兄ちゃんと変わらない愛情を私に注いでくれている
「龍ちゃん、夕食何にする?」
「う~ん。外行くか?合格祝いしてなかったし」
「本当?!龍ちゃん、大好き」
椅子に座ったままの龍ちゃんに背中から抱きつく
「あ、危ないから。ったく他の男にこんなことするなよ」
しないよ。そんなこと。だって
私が好きなのは龍ちゃんだけだから
「別に普通だと思うけど」
「それ兄さんには言うなよな。泣くぞ」
「言わないよ。言ったのは龍ちゃんが初めて。お父さんが私を愛してくれてるのは痛いほどわかってるから」
再婚して1年たった頃ママは亡くなってしまった。お父さんは血の繋がりのない私を娘だと言ってくれて実の子のお兄ちゃんと変わらない愛情を私に注いでくれている
「龍ちゃん、夕食何にする?」
「う~ん。外行くか?合格祝いしてなかったし」
「本当?!龍ちゃん、大好き」
椅子に座ったままの龍ちゃんに背中から抱きつく
「あ、危ないから。ったく他の男にこんなことするなよ」
しないよ。そんなこと。だって
私が好きなのは龍ちゃんだけだから