〜last Love〜
「とにかく電気を消して下さい!」
「わかったよ、消す」
ベッドから立ち上がって
─パチッ
電気を消した
「これならいいだろ?」
「はい、」
真っ暗で何も見えない中
心結を抱き締めた
「いいの?」
「いいですよ
私…久しぶりだから上手く出来るかわかりませんが」
「俺に合わせてくれればいいから」
「っ…ん」
暗闇の中でキスをした
キスに“恋”とか“愛”なんて感情は一切ない
ただ唇と唇を付けているだけの行為
Sexに繋げるための過程でしかない
そう、コイツは…心結は俺の欲求を満たすためだけの道具でしかない