〜last Love〜
「許してはくれませんか?」
「……。」
それでも何も言わずにいると
心結は俺の手をギュッと胸へと押し付けた
「私の音…聴こえる?」
手の平に
────トクンッ
トクンッ────
と規則正しい鼓動の音が響いた
「…わかりますか?」
「………あぁ」
「……病気は治りました。
もう発作も起きないし
大地の前から突然いなくなったりしませんから……
…私を受け入れて下さい…」
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