世界一可愛い彼女
日常
「慶夜ぁ~、今日私ん家親いないよぉ~。だからさっ、ね?いいでしょ?」
皆さん初めまして♪
オレの名前は霧崎慶夜って言います♪よろしくねぇ♪
「えー、何?由美ちゃん」
「もぅ!分かってるでしょ!!」
「ちゃんと言葉にしなきゃ分かんないよー?」
「だから、シよ?」
「しょうがないなぁ。」
まず、オレの日常を教えてあげるねぇ。
オレの日常はこんな風に女の子から誘われたり、あっ、間違ってもオレから誘ったりはしないよ?だって、どーでもいいもん♪女の子から誘われようが、なかろうが。ただ断わる理由がないからさぁ。暇だしぃ。
で、それかぁ、
親友とかと遊んだりしてんの♪
いつも一緒に遊んでんのはね?薫っていう奴~。なかなかイイヤツだよ♪
ま、オレの親友だから当然なんだけどね!!
あ、ちなみに今、清々しい登校時です。
由美ちゃんの他に薫や、恵末ちゃん、卓也が一緒にいるんだよ。
そんな時に由美ちゃんから誘われたの。
正直オレもさぁ、朝っぱらからそーゆー事考えたくないんだよね…。
何か気分的に?
「おいおい、由美~、
朝っぱらから誘ってんのかよ~」
コレ卓也ね。
「ホントだよお☆」
後ろに星マークがついてんのが恵末ちゃん。
「っしゃあ!!」
何!?いきなり!
「慶夜ぁ~、聞いてぇ。
あんさぁ、オレ、オレ…
じゃぁん!当たっちゃいました~♪マウンテンバイク♪」
コレ薫ね。
いつも何かに応募してんの。
「へぇ~。
スゴイじゃん♪」
「だろだろ!?あげないかんね!!」
「大丈夫!!いらないからぁ。」
「嘘つけぇ、ホントは欲しいんだろ~?」
ホントいらない。
でもそれは言わないでおいた。
「恵末だって慶夜に構って欲しいくせにぃ。」
こっちは何?
今何の話ししてんの!?
「な!?違うし!!」
どうやら、オレと薫が話してるうちに話しは進んでたみたいだね…。
「嘘つかないの!」
ギャーギャーギャーギャー。
オレの両端がスンゴイうるさいと思うのはオレだけ?いや違うな、だって周りの人たちコッチ見てんだもん。
< 2 / 12 >

この作品をシェア

pagetop