世界一可愛い彼女
ツン トサッ。
お♪キタキタ♪
えー、何々?
飛行機は二枚重ねて飛んで来た。
『こんなんどう?二枚目に書いてあるから、良かったらそのまま投げて?』
二枚目。
『貴方の事、初めて見た時から好きだよ。大好き。
キャー///
言っちゃったー///
私と付き合ってください!!
返事わぁ、昼休み屋上で!



貴方の事が大好きな人より。』
へぇ~
いいじゃん♪
じゃあ投げよ~♪
ガラッ。
ていやっ♪
スイッ。
じゃあね、飛行機君。誰かにちゃんと届けてね!!
アデュー☆
オレがそんなこと考えてると
バシッ。
「あたっ」
頭に激痛が!!
「よお霧崎~、テメェ
オレの授業ん時に何してんだぁ?ああ゛?」
ゲッ!
「カズ君…。」
山崎和希。通称カズ君。またの名を悪魔の子供。カズ君起こるとスンゲー怖いよ。
「ヤだなー、カズ君。何もしてないよ。するわけないじゃぁん。カズ君の授業中に何かする奴なんていないって!」
「ほーう、ならさっき投げた紙飛行機はなんだ?」
「ヤ、それは、えーっと…」
「放課後、資料室に来い。」
「えー!!」
アハハハハ。
クラスから笑い声が響いた。薫を見るとアイツまで笑ってた。
何アイツ!!ムカつくんだけど!!
「左京もだ。」
「えー!!オレも!?」
「ったりめぇだろ!テメェも共犯なんだからな。」
へへっ、ざまぁ♪


あれ?つーかオレ思ったんだけど、あの手紙?誰にも見つからなかったらどーすんだろ。ま、休憩ん時に聞けばいっか♪

授業中は大体こんな風にオレと薫が先生たちに注意されてんの。可哀想でしょ?
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