世界一可愛い彼女
休憩時間。
オレは薫の所へ行った。
バシッ。
「いったー!!」
頭を叩いてあげた。
「何すんだよ!慶夜!痛いじゃんか!!」
「当たり前じゃんかぁ。痛くしたんだからさぁ。」
「慶夜の鬼!」
「ハイハイ、ゴメンねぇ。」
「心がこもってません!」
「それよりさぁ、アレ誰も見なかったらどーすんのー?」
「さぁ?」
さぁ?って…
ちょっと薫さん。
何か無責任じゃない?
「ちょっと!慶夜たち何してたのよー。山崎の授業の時に。」
「慶夜、お前らウケんけど!!」
「お前ら、ぜってぇ馬鹿だろ!」
「やーん、慶夜たち可哀想!」
「大丈夫?」
「なぁ!皆聞いてくれよぉ!慶夜がオレの頭叩くー!」
「ハハ♪自業自得だと思うけどー?」
ハハハハハ。
また、笑い声が響く。

休憩時間はこんな風に楽しく過ごしてんの。
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