俺と彼女の7日間
「おい‥どういう事だよ」
医者に着いて行った俺らが連れて来られたのは
“霊安室”
という札がかかった部屋だった。
「私たちも最善を尽くしたんですが、ここに着いたときにはもう‥華乃さんは‥」
「っ‥‥華乃‥」
俺が聞きたいのはそんな事じゃないんだ。
華乃が生きてるか‥
もう二度と会えないのか、それだけなんだ。
────バタン!
「華乃‥」
ドアの先には、横たわった華乃。
そっと触れた頬は、もの凄く冷たくて‥
それは、華乃の死を物語っていた。