カレ×カノ【続】

出された朝食を全て食べ終わると朝のいつもの顔が並ぶ番組を見ながら新聞を読む。

「そろそろ朱希君が来るんじゃない!?」

母さんは最近、朱希が来るのが楽しみなのか何だか嬉しそう…―

「知らない…今日は来ないかもよ」

「え〜!!朱希君と朝話さないと一日が始まらないのに!!」

「…何よそれ」

「いつっも朱希君、今日も綺麗ですね!?とか言ってくれるんだもの♪」

「お世辞だよ!!」

朱希って誰にでもそんな風に言ってんじゃないでしょうね!?

…―ピーンポーン

いつもより少し早い時間にチャイムが鳴って母さんの目が輝いた。

「あ!!朱希君!!はいは〜い!!」

「…来てくれたんだ」

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