Tears in Love 〜せつない想い〜下
別れ道 Wakare Miti
「俺、送るよ」
長瀬先輩が、
あたしにそう言って近づく。
「え・・・っ」
その日、
早く帰っていれば・・・。
無視すれば・・・。
あんな事が
起こらなかったのに・・・。
あたしは長瀬先輩の隣で歩く。
長瀬先輩は
さきに話を切り出した。
「・・・なんか、俺勘違いしてた」
「・・・え・・・?」
長瀬先輩はそう言うと、
あたしの前に立つ。
「・・ごめん!!
大地と付き合ってるって聞いて、
俺ムカついて・・・!
本当は付き合ってなかったのに・・
傷付けてごめん!!」
長瀬先輩はあたしに謝る。
あたしは一瞬驚いたが
優しく笑って、言った。
「いーですよ。
分かってくれれば・・♪」
あたしは笑顔でそう言う。
「本当か!?
良かったぁ・・・お前に
嫌われたかと思った」
・・・ドキッ
「き・・・嫌いになるわけ
ないじゃないですか!」
頬を赤色に染めるあたし。
長瀬先輩はそれを聞いて、
あたしの隣に来る。
「だよな・・・!
柳原は俺のことが、
好きなんだもんな♪」
意地悪な笑顔で笑う長瀬先輩。
あたしは驚いて、
「は・・はぁ!?
好きじゃないし!!」
そう言って急に歩きだす。
「お・・おい!!柳原!!」
あたしは無視して歩きだす。
そして。
信号は赤色に変わる。
その信号に
気が付かないあたしは
そのまま横断歩道を渡る。
「・・・!?・・・柳原!!」
長瀬先輩は大きな声で叫ぶ。
ゆっくりと振り返るあたし。
「もううるさいなぁ!!」
すると。
・・・プップーーーッ
「・・・!?」
あたしの前に
大きなトラックが。
あたしは驚いて、
体が動かない。
「・・・柳原!!」
長瀬先輩はあたしの前に立つ。
あたしを庇おうとする長瀬先輩。
二人同時に目をつぶる。
その時だ。
「・・・柳原!!啓!!」
長瀬先輩が、
あたしにそう言って近づく。
「え・・・っ」
その日、
早く帰っていれば・・・。
無視すれば・・・。
あんな事が
起こらなかったのに・・・。
あたしは長瀬先輩の隣で歩く。
長瀬先輩は
さきに話を切り出した。
「・・・なんか、俺勘違いしてた」
「・・・え・・・?」
長瀬先輩はそう言うと、
あたしの前に立つ。
「・・ごめん!!
大地と付き合ってるって聞いて、
俺ムカついて・・・!
本当は付き合ってなかったのに・・
傷付けてごめん!!」
長瀬先輩はあたしに謝る。
あたしは一瞬驚いたが
優しく笑って、言った。
「いーですよ。
分かってくれれば・・♪」
あたしは笑顔でそう言う。
「本当か!?
良かったぁ・・・お前に
嫌われたかと思った」
・・・ドキッ
「き・・・嫌いになるわけ
ないじゃないですか!」
頬を赤色に染めるあたし。
長瀬先輩はそれを聞いて、
あたしの隣に来る。
「だよな・・・!
柳原は俺のことが、
好きなんだもんな♪」
意地悪な笑顔で笑う長瀬先輩。
あたしは驚いて、
「は・・はぁ!?
好きじゃないし!!」
そう言って急に歩きだす。
「お・・おい!!柳原!!」
あたしは無視して歩きだす。
そして。
信号は赤色に変わる。
その信号に
気が付かないあたしは
そのまま横断歩道を渡る。
「・・・!?・・・柳原!!」
長瀬先輩は大きな声で叫ぶ。
ゆっくりと振り返るあたし。
「もううるさいなぁ!!」
すると。
・・・プップーーーッ
「・・・!?」
あたしの前に
大きなトラックが。
あたしは驚いて、
体が動かない。
「・・・柳原!!」
長瀬先輩はあたしの前に立つ。
あたしを庇おうとする長瀬先輩。
二人同時に目をつぶる。
その時だ。
「・・・柳原!!啓!!」