FIRST LOVE
1章 中学2年生
春
「ねえねえ
好きな人いる〜??」
「どういう人が
タイプなの??」
「○○くんが
好きなんだ〜」
「○○くん
かっこいいよね〜」
春、出会いの季節
中学校生活後半に
入ってきて
クラス替えも
無事終わり
馴れてきたみんなと
即、恋の話
みんな
盛り上がってるな…
そう思いながらも
話の輪に入っていた
「ねえ〜みゆきは
好きな人いないの??」
「え、ええ??
いないよ〜…」
「うっそだ〜!!!」
みんなが声を揃えて言う
「ほんとに
いないってば〜汗」
「なんで〜??
恋しないの〜??」
いや、恋って言っても
恋した事ないし
恋ってもんが
分からないし…
「いやあ…
そう言われてもー…」
「いつもそう言って〜
はあ…恋してないの
みゆきだけなんだよ??
ま、焦らず
恋してよね〜??」
…はあ。
どいつもこいつも
恋、恋、恋って…
あ゙〜!!もうっ
分かんないよ〜
まだ中学生だよ??
そんな恋、恋って
早すぎるでしょ〜
大体恋なんて
したいとも思わない
このまま友達と
平和に暮らしたいのよ
だからみんなが言う
ドキドキやら甘酸っぱい
とか興味なかった