ソレデモワタシハアナタヲアイス
「今日のデート誘う時、俺達が居る前で美咲に言ったでしょ?」
確かに隆太の言う通り、俺は隆太と真由子が居るところで美咲を誘っていた。
「それが何だよ?」
今更2人に隠れてデートをしようとは思わない。
だから俺は、その場に誰が居るかなんて気にする事なく、今日の約束をした。
「そこが大事なんだよ。相手はあの美咲なんだから」
隆太は急に真面目な顔になった。
「んだよ、それ!分かんねーし!」
悔しがる俺に隆太はまたフフンと鼻で笑った。
「ま、そのうち分かるんじゃない?俺が教えてあげるのはここまでね」
隆太は勝ち誇った顔で座っていたベンチから立ち上がった。
「だからなんでおまえが美咲の事、なんでもかんでも知ってんだっての!?」
結局、迷宮から脱出出来なかった俺も、隆太につられて立ち上がった。
けれど正面に目を向けた隆太は、そんな俺の事なんてまるで眼中にないのか何かを黙って見つめている。
「隆太?」
呼んでも何の反応も示さない隆太の目線に俺は自分の目線を揃えた。
その先では、美咲と真由子と知らない男2人が何かを話している。
「なんだ?美咲の知り合いか?」
俺は遠目に様子をうかがった。
「いや、あれは明らかにナンパでしょ?」
隆太がサラッと放った一言に、俺は一目散に現場に向かって走った。
確かに隆太の言う通り、俺は隆太と真由子が居るところで美咲を誘っていた。
「それが何だよ?」
今更2人に隠れてデートをしようとは思わない。
だから俺は、その場に誰が居るかなんて気にする事なく、今日の約束をした。
「そこが大事なんだよ。相手はあの美咲なんだから」
隆太は急に真面目な顔になった。
「んだよ、それ!分かんねーし!」
悔しがる俺に隆太はまたフフンと鼻で笑った。
「ま、そのうち分かるんじゃない?俺が教えてあげるのはここまでね」
隆太は勝ち誇った顔で座っていたベンチから立ち上がった。
「だからなんでおまえが美咲の事、なんでもかんでも知ってんだっての!?」
結局、迷宮から脱出出来なかった俺も、隆太につられて立ち上がった。
けれど正面に目を向けた隆太は、そんな俺の事なんてまるで眼中にないのか何かを黙って見つめている。
「隆太?」
呼んでも何の反応も示さない隆太の目線に俺は自分の目線を揃えた。
その先では、美咲と真由子と知らない男2人が何かを話している。
「なんだ?美咲の知り合いか?」
俺は遠目に様子をうかがった。
「いや、あれは明らかにナンパでしょ?」
隆太がサラッと放った一言に、俺は一目散に現場に向かって走った。