ソレデモワタシハアナタヲアイス
続・空人の事情
「それのどこに私に原因があるって?」
全てを聞き終えた美咲は一層、不機嫌になった。
「おまえが勝手に有名人になって写メなんかバラまいてるからだろ!俺がどんだけビックリしたか分かってんのかよ!」
とうとう空人は美咲のではなく自分のコントロール能力を失ったらしく叫び始めた。
「私が好き好んで自分の写メ、バラまくワケないでしょ!?そもそも撮られた覚えないんだからこっちが被害者じゃん!盗撮だよ!盗撮!」
久しぶりのにぎやかな2人の光景に俺と真由子はさっきまでの静かさを懐かしんだ。
「何、勝手に盗撮されてんだよ!俺だっておまえの写メ持ってねぇーのに!」
―――ソコなのね、空人のネックになってるのは―――
ギャーギャー騒いでいるせいか、空人が少しズレている事を言っているのに、美咲は気付いていない様子だった。
「とにかくなんでも良いから日曜、来いよ!」
「だからなんで私がわざわざ行かなきゃなんないの!?」
ラチのあかない2人の口論は休戦を交えながら放課後まで続いた。
全てを聞き終えた美咲は一層、不機嫌になった。
「おまえが勝手に有名人になって写メなんかバラまいてるからだろ!俺がどんだけビックリしたか分かってんのかよ!」
とうとう空人は美咲のではなく自分のコントロール能力を失ったらしく叫び始めた。
「私が好き好んで自分の写メ、バラまくワケないでしょ!?そもそも撮られた覚えないんだからこっちが被害者じゃん!盗撮だよ!盗撮!」
久しぶりのにぎやかな2人の光景に俺と真由子はさっきまでの静かさを懐かしんだ。
「何、勝手に盗撮されてんだよ!俺だっておまえの写メ持ってねぇーのに!」
―――ソコなのね、空人のネックになってるのは―――
ギャーギャー騒いでいるせいか、空人が少しズレている事を言っているのに、美咲は気付いていない様子だった。
「とにかくなんでも良いから日曜、来いよ!」
「だからなんで私がわざわざ行かなきゃなんないの!?」
ラチのあかない2人の口論は休戦を交えながら放課後まで続いた。