ソレデモワタシハアナタヲアイス
距離感
「え?私、日本に居ないよ?」
俺の心は一気に砕かれた。
日々、気温が下がる毎日。
もうすぐ冬休みがやって来る。
そう冬休みだ。
カノジョが居る冬休みだ。
冬休みといえばクリスマス、年越しのカウントダウン、初詣、とイベント盛り沢山の期間。
俺が聞いた「クリスマスどこ行く?」という質問にサキはためらう事なく日本に居ないと言い放った。
「美咲は毎年、冬休みは向こうだもんね。良いなぁ~。羨ましい」
真由子のように羨ましがってはいられない。
「い、いつからいつまで居ないんだよ?」
「冬休みの始めから終わりまで」
「ずっと?なんでそんなに向こうに居なきゃなんないんだよ?」
「前に住んでたとこに行って、ご近所さんとか友達とかとパーティーすんの。毎年、一家揃って招待されてるから私だけ行かないわけにはいかないでしょ?」
俺という存在を忘れているのかサキは何1つ気にする様子もなく答えた。
俺の心は一気に砕かれた。
日々、気温が下がる毎日。
もうすぐ冬休みがやって来る。
そう冬休みだ。
カノジョが居る冬休みだ。
冬休みといえばクリスマス、年越しのカウントダウン、初詣、とイベント盛り沢山の期間。
俺が聞いた「クリスマスどこ行く?」という質問にサキはためらう事なく日本に居ないと言い放った。
「美咲は毎年、冬休みは向こうだもんね。良いなぁ~。羨ましい」
真由子のように羨ましがってはいられない。
「い、いつからいつまで居ないんだよ?」
「冬休みの始めから終わりまで」
「ずっと?なんでそんなに向こうに居なきゃなんないんだよ?」
「前に住んでたとこに行って、ご近所さんとか友達とかとパーティーすんの。毎年、一家揃って招待されてるから私だけ行かないわけにはいかないでしょ?」
俺という存在を忘れているのかサキは何1つ気にする様子もなく答えた。