ソレデモワタシハアナタヲアイス
「海人!おまえ俺に黙ってサキに会うなって言ってるだろ!」
隆太の制止を振り切って空人は予想外な事を叫びながら部屋に乗り込んだ。
―――へ?か…海人…?―――
状況が理解出来ない。
「あれ?ソラ、何やってんの?部活は?」
「ゲッ!何で空人が来んだよ!」
部屋の中から美咲と知らない男の声がした。
「ああ!そっか!思い出した」
開けられたドアの前に立つ空人をよけて、部屋の中を見た隆太が明るい声を出した。
「な、何?どうなってんの?」
遅れてたどり着いた私も隆太にならって部屋の中を覗き込んだ。
部屋の中には美咲と例のフードの他校生の他に彼と同じ制服を着た10人程の男子が居た。
「真由子に隆太まで、どうしたの?」
美咲は驚いた顔をしている。
「真由子、大丈夫だよ。アレは空人の弟の海人。最近、会ってなかったから分かんなかったけど」
隆太が笑ってみせた。
―――空人の弟だぁ?―――
私達の心配は、ただの取り越し苦労だったらしい。
隆太の制止を振り切って空人は予想外な事を叫びながら部屋に乗り込んだ。
―――へ?か…海人…?―――
状況が理解出来ない。
「あれ?ソラ、何やってんの?部活は?」
「ゲッ!何で空人が来んだよ!」
部屋の中から美咲と知らない男の声がした。
「ああ!そっか!思い出した」
開けられたドアの前に立つ空人をよけて、部屋の中を見た隆太が明るい声を出した。
「な、何?どうなってんの?」
遅れてたどり着いた私も隆太にならって部屋の中を覗き込んだ。
部屋の中には美咲と例のフードの他校生の他に彼と同じ制服を着た10人程の男子が居た。
「真由子に隆太まで、どうしたの?」
美咲は驚いた顔をしている。
「真由子、大丈夫だよ。アレは空人の弟の海人。最近、会ってなかったから分かんなかったけど」
隆太が笑ってみせた。
―――空人の弟だぁ?―――
私達の心配は、ただの取り越し苦労だったらしい。