ソレデモワタシハアナタヲアイス
「もう…海人なんか知らない!」
とうとう辛くなったらしくミカは逃げて行ってしまった。
「ざまあミロ」
美咲さんはフフンと鼻で笑った。
「み、美咲さん?あんな事、言っちゃって平気なんですか?」
助けてもらっておいてなんだけど、これからがかなり心配だ。
「うぅ~ん…ソラにバレなきゃ大丈夫じゃないかな?たぶん…」
けっこうな事を口走っておきながら、美咲さんは意外にアッサリとしている。
―――ってバレたら俺が空人に殺されるって…―――
俺は自分の身の心配に走った。
「ところであの子、大丈夫かな?ちょっと頭に来て色々言っちゃったけど」
美咲さんが少し心配そうな顔になった。
「だ、大丈夫だと思います…」
きっと俺の声は上ずっていたと思う。
―――ただの美人じゃなかった…―――
俺は美咲さんと出会ったばかりの空人の言葉を思い出した。
―――性格に問題あり…か…―――
初めて本郷美咲の姿をこの目で見た日だった。
とうとう辛くなったらしくミカは逃げて行ってしまった。
「ざまあミロ」
美咲さんはフフンと鼻で笑った。
「み、美咲さん?あんな事、言っちゃって平気なんですか?」
助けてもらっておいてなんだけど、これからがかなり心配だ。
「うぅ~ん…ソラにバレなきゃ大丈夫じゃないかな?たぶん…」
けっこうな事を口走っておきながら、美咲さんは意外にアッサリとしている。
―――ってバレたら俺が空人に殺されるって…―――
俺は自分の身の心配に走った。
「ところであの子、大丈夫かな?ちょっと頭に来て色々言っちゃったけど」
美咲さんが少し心配そうな顔になった。
「だ、大丈夫だと思います…」
きっと俺の声は上ずっていたと思う。
―――ただの美人じゃなかった…―――
俺は美咲さんと出会ったばかりの空人の言葉を思い出した。
―――性格に問題あり…か…―――
初めて本郷美咲の姿をこの目で見た日だった。