ソレデモワタシハアナタヲアイス
「隆太、飲み物もらって来よう?」
真由子がマイクを置いてグラスに手を伸ばした。
「美咲と空人のももらって来るよ」
隆太がニヤついたまま私達のグラスを持った。
「ちょっ!ちょっと待って!」
今、ソラと2人きりにされるのは自分的に少しマズイ。
けれど私のグラスは部屋から出ようとしている隆太の手にあった。
「5分経ったら戻って来るからね!空人!分かった!?」
真由子は私じゃなくソラに捨て台詞を吐いた。
「5分で何しろってんだよ…」
グラスを持った2人が消えたドアをソラは目を細めて見た。
―――ヤバイから!この状況はヤバイから!―――
心臓が嫌でも早くなる。
私はソラと観覧車に乗った時の事を思い出した。
ソラはこの状況をどう思っているのだろう。
私だけがバカみたいに動揺させられているような気がしてならない。
真由子がマイクを置いてグラスに手を伸ばした。
「美咲と空人のももらって来るよ」
隆太がニヤついたまま私達のグラスを持った。
「ちょっ!ちょっと待って!」
今、ソラと2人きりにされるのは自分的に少しマズイ。
けれど私のグラスは部屋から出ようとしている隆太の手にあった。
「5分経ったら戻って来るからね!空人!分かった!?」
真由子は私じゃなくソラに捨て台詞を吐いた。
「5分で何しろってんだよ…」
グラスを持った2人が消えたドアをソラは目を細めて見た。
―――ヤバイから!この状況はヤバイから!―――
心臓が嫌でも早くなる。
私はソラと観覧車に乗った時の事を思い出した。
ソラはこの状況をどう思っているのだろう。
私だけがバカみたいに動揺させられているような気がしてならない。