ソレデモワタシハアナタヲアイス
「遅れて来ておきながら今度は急に引っ張り出して一体何なのよ?」
サキの機嫌は更に悪化していた。
「だからごめんって。時間通り部活終わんなかったんだから仕方ないだろ?」
俺は向かう途中に送ったメールと同じ内容を改めて言った。
「分かってるよ。でも気に入らないの。30分も人待つなんて」
サキはふて腐れながら隣を歩いている。
「おまえ、相手が待ち合わせに遅れて来た事ないの?」
サキの発言は時々、俺の常識とは掛け離れている事がある。
俺なら友達が待ち合わせに遅れたとしても少しくらい待つのはどうって事ない。
「待たされる方の気持ち考えた事ある?何かあったんじゃないかとか、そういう時って悪い事ばっか思い付くんだよね」
サキが意外な事を言った。
「おまえでもそんな風に他人の心配する事あんだ?」
「ソラ、私の事、なんだと思ってんの?」
正直に感想を言った俺にサキはすかさず鋭い視線を刺した。
「待つの嫌いなの。例え遅れるって連絡来たとしても。だから待ち合わせも嫌い」
サキはまた不機嫌な顔になった。
サキの機嫌は更に悪化していた。
「だからごめんって。時間通り部活終わんなかったんだから仕方ないだろ?」
俺は向かう途中に送ったメールと同じ内容を改めて言った。
「分かってるよ。でも気に入らないの。30分も人待つなんて」
サキはふて腐れながら隣を歩いている。
「おまえ、相手が待ち合わせに遅れて来た事ないの?」
サキの発言は時々、俺の常識とは掛け離れている事がある。
俺なら友達が待ち合わせに遅れたとしても少しくらい待つのはどうって事ない。
「待たされる方の気持ち考えた事ある?何かあったんじゃないかとか、そういう時って悪い事ばっか思い付くんだよね」
サキが意外な事を言った。
「おまえでもそんな風に他人の心配する事あんだ?」
「ソラ、私の事、なんだと思ってんの?」
正直に感想を言った俺にサキはすかさず鋭い視線を刺した。
「待つの嫌いなの。例え遅れるって連絡来たとしても。だから待ち合わせも嫌い」
サキはまた不機嫌な顔になった。