ソレデモワタシハアナタヲアイス
「サキ、おまえ大丈夫か?」
空人は本気で美咲を心配しているようだ。
「何が?」
何を心配されたのかを察した美咲は、ムッとした表情になった。
「去年はあんなに団体行動もバスケも拒否ってたのになんで今年はアッサリOKなんだよ?熱でも…」
「うるさい。熱、無いから」
美咲はウザそうに空人を遮った。
「美咲、どういう心境の変化?」
いつもと違う美咲を面白いと思って言ったのがバレたのか、美咲は無言で睨み返して来た。
「で、去年と違うところがあって、今年は所属部と同一競技に1人までは参加OKになりました」
教壇で注意事項を続けていた真由子の声が、重要箇所だと言うように大きくなった。
「え?じゃ、俺もバスケに出れんの?」
空人の質問に、そうそうと真由子が頷いた。
「なので去年の種目別メンバーを元にして所属部の種目に出たい人や種目を変更したい人は個人的に交渉して問題なければクラス委員まで報告して下さい」
真由子の言葉を聞き終わらないうちに、目を輝かせた空人が立ち上がった。
どうしてもバスケに出たいらしく誰よりも早く交渉に向かったようだ。
空人は本気で美咲を心配しているようだ。
「何が?」
何を心配されたのかを察した美咲は、ムッとした表情になった。
「去年はあんなに団体行動もバスケも拒否ってたのになんで今年はアッサリOKなんだよ?熱でも…」
「うるさい。熱、無いから」
美咲はウザそうに空人を遮った。
「美咲、どういう心境の変化?」
いつもと違う美咲を面白いと思って言ったのがバレたのか、美咲は無言で睨み返して来た。
「で、去年と違うところがあって、今年は所属部と同一競技に1人までは参加OKになりました」
教壇で注意事項を続けていた真由子の声が、重要箇所だと言うように大きくなった。
「え?じゃ、俺もバスケに出れんの?」
空人の質問に、そうそうと真由子が頷いた。
「なので去年の種目別メンバーを元にして所属部の種目に出たい人や種目を変更したい人は個人的に交渉して問題なければクラス委員まで報告して下さい」
真由子の言葉を聞き終わらないうちに、目を輝かせた空人が立ち上がった。
どうしてもバスケに出たいらしく誰よりも早く交渉に向かったようだ。