ソレデモワタシハアナタヲアイス
新しい環境
「あれ?美咲は?」
帰りのホームルーム直後、案の定、成績の事で職員室に呼ばれていた俺が教室に戻って来ると、隆太と真由子の姿しかなかった。
「3年生から呼び出し」
真由子がいつも通りのニコニコ顔で答えた。
「え?それって大丈夫なん?さっそく目、つけられたって事?」
俺の頭の中は、壮絶な女の戦いを想像していた。
「大丈夫だと思うよ?美咲、そういうの慣れてるし、相手も生徒会長だから無理強いはしないんじゃないかな?」
せっかくの想像は、真由子の言葉で跡形も無く消え去った。
「それって中庭の定番行事?」
自分の考えが正しいかどうかを隆太に確認する。
「美咲、モテるんだよ。まぁ、見た目アレだし、出だしのテスト1発目からあんな目立つ事やっちゃったから、しばらく続くかもね」
隆太の答えに俺は驚いた。
「あいつ、モテんの?人見知りなのに?無愛想なのに?いつも人の事バカにしてるみたいな目で見てんのに?」
俺が持っている美咲のイメージを知って、隆太が笑い出した。
帰りのホームルーム直後、案の定、成績の事で職員室に呼ばれていた俺が教室に戻って来ると、隆太と真由子の姿しかなかった。
「3年生から呼び出し」
真由子がいつも通りのニコニコ顔で答えた。
「え?それって大丈夫なん?さっそく目、つけられたって事?」
俺の頭の中は、壮絶な女の戦いを想像していた。
「大丈夫だと思うよ?美咲、そういうの慣れてるし、相手も生徒会長だから無理強いはしないんじゃないかな?」
せっかくの想像は、真由子の言葉で跡形も無く消え去った。
「それって中庭の定番行事?」
自分の考えが正しいかどうかを隆太に確認する。
「美咲、モテるんだよ。まぁ、見た目アレだし、出だしのテスト1発目からあんな目立つ事やっちゃったから、しばらく続くかもね」
隆太の答えに俺は驚いた。
「あいつ、モテんの?人見知りなのに?無愛想なのに?いつも人の事バカにしてるみたいな目で見てんのに?」
俺が持っている美咲のイメージを知って、隆太が笑い出した。