ソレデモワタシハアナタヲアイス
「じゃ、行くか!」
ロビーで待ち合わせた空人は、朝から海で遊んだ事を忘れたのかと思うくらい今日も高いテンションをキープしていた。
「…なんでソラと同じグループになったんだっけ…?」
美咲は容赦なくうんざりした顔を見せた。
「それ言うんだったら俺はなんで空人と同じ部屋になったんだろうね、だよ…」
美咲に移されたのか、隆太までが疲れた顔をしている。
「どうしたの?隆太」
私はあまり表れない隆太の不機嫌顔を覗いた。
「だって空人、夕べは興奮してなかなか寝ないし、寝たら寝たで寝言とか言うし、今朝は早朝から海に感激して騒いだあげくに入りに行って濡れて帰って来るし」
隆太は白い目で空人を見た。
「それで自由行動のグループも一緒でしょ?…俺、家に帰る頃には絶対、痩せてると思うよ…」
「本当だよね…私らの生気まで吸われそうだし…」
「ま、まぁ、暗いよりは良いんじゃない?ムードメーカーって必要だし。ほら、行こう」
溜め息をつく隆太と美咲の背中を押して私達は2日目の予定をこなす為にホテルを出た。
ロビーで待ち合わせた空人は、朝から海で遊んだ事を忘れたのかと思うくらい今日も高いテンションをキープしていた。
「…なんでソラと同じグループになったんだっけ…?」
美咲は容赦なくうんざりした顔を見せた。
「それ言うんだったら俺はなんで空人と同じ部屋になったんだろうね、だよ…」
美咲に移されたのか、隆太までが疲れた顔をしている。
「どうしたの?隆太」
私はあまり表れない隆太の不機嫌顔を覗いた。
「だって空人、夕べは興奮してなかなか寝ないし、寝たら寝たで寝言とか言うし、今朝は早朝から海に感激して騒いだあげくに入りに行って濡れて帰って来るし」
隆太は白い目で空人を見た。
「それで自由行動のグループも一緒でしょ?…俺、家に帰る頃には絶対、痩せてると思うよ…」
「本当だよね…私らの生気まで吸われそうだし…」
「ま、まぁ、暗いよりは良いんじゃない?ムードメーカーって必要だし。ほら、行こう」
溜め息をつく隆太と美咲の背中を押して私達は2日目の予定をこなす為にホテルを出た。