ソレデモワタシハアナタヲアイス
「何よ?私の目利きに文句でもあんの?はい、空人はブルー」
買うと言っていない空人に私は青いグラスを差し出した。
「…なんだよ?俺もかよ?」
空人はまだ私の手の中にある青いグラスを見た。
「美咲と色違いなんだから良いでしょ?4人でお揃いだけど」
私は少し睨みながら空人の目の高さまでグラスを上げた。
「美咲とお揃いなんてまだ無いでしょ?普通に言ったら美咲、嫌がるかもしれないけど俺達ともお揃いなら文句言わないんじゃない?」
黄色いグラスを持って他の物を見ている美咲に隠れて隆太が空人に耳打ちした。
「…そっか。そうだよなぁ」
完璧に隆太の手の上で転がされている空人は、緩んだ顔でグラスを受け取った。
―――この手の根回し、久しぶりなんだけど…―――
3人のグラスを決め終わった私は、ようやく自分のグラスを選んで手にした。
買うと言っていない空人に私は青いグラスを差し出した。
「…なんだよ?俺もかよ?」
空人はまだ私の手の中にある青いグラスを見た。
「美咲と色違いなんだから良いでしょ?4人でお揃いだけど」
私は少し睨みながら空人の目の高さまでグラスを上げた。
「美咲とお揃いなんてまだ無いでしょ?普通に言ったら美咲、嫌がるかもしれないけど俺達ともお揃いなら文句言わないんじゃない?」
黄色いグラスを持って他の物を見ている美咲に隠れて隆太が空人に耳打ちした。
「…そっか。そうだよなぁ」
完璧に隆太の手の上で転がされている空人は、緩んだ顔でグラスを受け取った。
―――この手の根回し、久しぶりなんだけど…―――
3人のグラスを決め終わった私は、ようやく自分のグラスを選んで手にした。