ソレデモワタシハアナタヲアイス
「…なのになんで結局ウチになるかな…」
クリスマス当日、まだ行った事のないサキの家に行けると思っていた俺は、肩を落とさずにはいられなかった。
「たくさん作ったから遠慮しないで食べてね」
そんな俺を差し置いて母さんは上機嫌でリビングに料理を運んで来る。
「美咲さん、何飲みますか?」
それ以上に海人もテンションが上がっていた。
「ちょっと海人くん、私も一応女なんだから美咲ばっかりに接待しないでくれる?」
真由子は自分とサキとで態度を変える海人に、容赦なく指摘をしている。
「やっぱり人数多いと良いね。ケイコと予定立ててなくて正解」
本当に隆太は噂のケイコと付き合っているのか、俺は最近、疑い始めていた。
「美味しい!ソラのお母さんって料理上手だよね」
サキは初めての国内クリスマス料理に目を輝かせている。
―――あーもー、勝手にしてくれ…―――
俺はすでにヤケになっていた。
クリスマス当日、まだ行った事のないサキの家に行けると思っていた俺は、肩を落とさずにはいられなかった。
「たくさん作ったから遠慮しないで食べてね」
そんな俺を差し置いて母さんは上機嫌でリビングに料理を運んで来る。
「美咲さん、何飲みますか?」
それ以上に海人もテンションが上がっていた。
「ちょっと海人くん、私も一応女なんだから美咲ばっかりに接待しないでくれる?」
真由子は自分とサキとで態度を変える海人に、容赦なく指摘をしている。
「やっぱり人数多いと良いね。ケイコと予定立ててなくて正解」
本当に隆太は噂のケイコと付き合っているのか、俺は最近、疑い始めていた。
「美味しい!ソラのお母さんって料理上手だよね」
サキは初めての国内クリスマス料理に目を輝かせている。
―――あーもー、勝手にしてくれ…―――
俺はすでにヤケになっていた。