ソレデモワタシハアナタヲアイス
見慣れないもの
夏休みに入っても、俺はバスケ部、隆太はサッカー部の練習で毎日学校に通っていた。
連日のいかにも夏といわんがばかりの太陽にうんざりしながらも、俺達は休む事なく部活にのめりこんでいた。
反対に美咲は予想通り部活に入る事はなく、真由子はあまり活動をしていない華道部に名前だけを置いていた。
「10分休憩!」
体育館に声が響いた。
やっと巡って来た休憩時間に水を求めて体育館から外に出ると、図書室に居る美咲と真由子が目に入った。
俺は水分補給を後回しにして、2人に近い図書室の窓をノックした。
すぐに気付いた真由子が開けた窓からは、エアコンの冷えた空気が外に逃げ出す。
「来るの早くない?」
俺は、その僅かな冷気に小さな楽園を感じながら、涼しい図書室で涼しい顔をしている2人に話し掛けた。
「美咲が図書室寄りたいって言うからちょっと早めに来たんだよね」
そう言いながら真由子は、持って来ていたお菓子をくれた。
連日のいかにも夏といわんがばかりの太陽にうんざりしながらも、俺達は休む事なく部活にのめりこんでいた。
反対に美咲は予想通り部活に入る事はなく、真由子はあまり活動をしていない華道部に名前だけを置いていた。
「10分休憩!」
体育館に声が響いた。
やっと巡って来た休憩時間に水を求めて体育館から外に出ると、図書室に居る美咲と真由子が目に入った。
俺は水分補給を後回しにして、2人に近い図書室の窓をノックした。
すぐに気付いた真由子が開けた窓からは、エアコンの冷えた空気が外に逃げ出す。
「来るの早くない?」
俺は、その僅かな冷気に小さな楽園を感じながら、涼しい図書室で涼しい顔をしている2人に話し掛けた。
「美咲が図書室寄りたいって言うからちょっと早めに来たんだよね」
そう言いながら真由子は、持って来ていたお菓子をくれた。