ソレデモワタシハアナタヲアイス
俺は遠慮なく口に運んで、何かの本を真剣に見ている美咲を眺めた。
さっき俺が窓をノックした時に一度こっちを見ただけで、再び彼女の目は本に向かっていた。
そんな事は日常茶飯事。
それよりも俺が気になったのは、美咲の服装だった。
夏休みに入って初めて見る美咲は、袖の無い足首まで裾のある白いワンピースを1枚着ていた。
仲が良いとは言え、一緒に居るのは学校がある日だけだったせいで、制服と体育の授業のジャージ姿以外は見た事がなかった。
見慣れない美咲の私服姿に不覚にも一瞬、胸が鳴る。
やっぱり美咲はキレイだ。
この学校は普段きちんと制服を着ていればその他は自由な校風だった。
髪を染めようが、ピアスをしてようが、ここにはそれを取り締まる校則はない。
ついでに日曜祝日や夏休み等は、私服で来ても構わないという、なんとも素敵な学校だった。
俺と隆太も毎日私服で部活に来て、ジャージで練習をして、また私服で帰るという夏休みを送っていた。
「ここに居て大丈夫?練習中じゃないの?」
少し心配そうに体育館の方に目をやる真由子は、ジーンズにフリルの付いた花柄の半袖姿だった。
さっき俺が窓をノックした時に一度こっちを見ただけで、再び彼女の目は本に向かっていた。
そんな事は日常茶飯事。
それよりも俺が気になったのは、美咲の服装だった。
夏休みに入って初めて見る美咲は、袖の無い足首まで裾のある白いワンピースを1枚着ていた。
仲が良いとは言え、一緒に居るのは学校がある日だけだったせいで、制服と体育の授業のジャージ姿以外は見た事がなかった。
見慣れない美咲の私服姿に不覚にも一瞬、胸が鳴る。
やっぱり美咲はキレイだ。
この学校は普段きちんと制服を着ていればその他は自由な校風だった。
髪を染めようが、ピアスをしてようが、ここにはそれを取り締まる校則はない。
ついでに日曜祝日や夏休み等は、私服で来ても構わないという、なんとも素敵な学校だった。
俺と隆太も毎日私服で部活に来て、ジャージで練習をして、また私服で帰るという夏休みを送っていた。
「ここに居て大丈夫?練習中じゃないの?」
少し心配そうに体育館の方に目をやる真由子は、ジーンズにフリルの付いた花柄の半袖姿だった。