ソレデモワタシハアナタヲアイス
「あの拒否り具合は予想以上だったね。俺ってあんなに嫌われてたっけ?」
とりあえず真由子の家を後にした私達は、やっと得られた開放感を抱きながら、ゆっくりと外を歩いた。
「っていうかなんで怒ってんのかイマイチ分かんないんだけど。すぐに言ったら良かったとかそういう話しじゃないっぽくない?」
私は、さっきの真由子を思い出した。
「相手が俺だって事が気分悪いんでしょ?空人の時は反対とか全然してなかったよね?」
相変わらず表情の読めないリュウは、そう言いながらも面白そうに笑った。
「じゃ、そもそもなんで相手がリュウだとダメなワケ?普通に今まで友達やってたんだから別に良いじゃん?」
理数系の私の頭は、はっきりとした答えを出す為に、今までの真由子の言動をリサーチし始めた。
「ま、どうにかなるでしょ?とりあえず今夜、頑張ってね」
後で電話するよと、リュウはいつもの余裕を見せた。
―――ソラは良くてリュウがダメな理由…―――
私は荷物を持って、再び真由子の家に行くまでの間、この的外れな問題をひたすらに解こうと、無駄に頭を動かした。
とりあえず真由子の家を後にした私達は、やっと得られた開放感を抱きながら、ゆっくりと外を歩いた。
「っていうかなんで怒ってんのかイマイチ分かんないんだけど。すぐに言ったら良かったとかそういう話しじゃないっぽくない?」
私は、さっきの真由子を思い出した。
「相手が俺だって事が気分悪いんでしょ?空人の時は反対とか全然してなかったよね?」
相変わらず表情の読めないリュウは、そう言いながらも面白そうに笑った。
「じゃ、そもそもなんで相手がリュウだとダメなワケ?普通に今まで友達やってたんだから別に良いじゃん?」
理数系の私の頭は、はっきりとした答えを出す為に、今までの真由子の言動をリサーチし始めた。
「ま、どうにかなるでしょ?とりあえず今夜、頑張ってね」
後で電話するよと、リュウはいつもの余裕を見せた。
―――ソラは良くてリュウがダメな理由…―――
私は荷物を持って、再び真由子の家に行くまでの間、この的外れな問題をひたすらに解こうと、無駄に頭を動かした。