ソレデモワタシハアナタヲアイス
「審判、残り時間は?」
交渉を真由子に任せた美咲が、次に向かったのは、この試合を仕切っている審判だった。
「えーと…5分弱」
得点板を見るとすでに12点もの差が開いている。
「美咲!メンバーチェンジOK!」
真由子が準備万端と戻って来た。
「じゃ、行こうか」
美咲はまた意味深な笑みを浮かべて長袖を脱いだ。
その中にはしっかりクラスTシャツが着られている。
「面白いもの見られるね」
さっきまで他人のフリをしていた隆太が、身を乗り出した。
真由子と一緒に美咲がコートに入る。
「え?あいつやんの?」
コートで繰り広げられたやり取りが聞こえない俺は、いまいち状況が理解出来ないでいた。
交渉を真由子に任せた美咲が、次に向かったのは、この試合を仕切っている審判だった。
「えーと…5分弱」
得点板を見るとすでに12点もの差が開いている。
「美咲!メンバーチェンジOK!」
真由子が準備万端と戻って来た。
「じゃ、行こうか」
美咲はまた意味深な笑みを浮かべて長袖を脱いだ。
その中にはしっかりクラスTシャツが着られている。
「面白いもの見られるね」
さっきまで他人のフリをしていた隆太が、身を乗り出した。
真由子と一緒に美咲がコートに入る。
「え?あいつやんの?」
コートで繰り広げられたやり取りが聞こえない俺は、いまいち状況が理解出来ないでいた。