ソレデモワタシハアナタヲアイス
「美咲?」
私のレスの遅さに真由子の声が心配そうになった。
「都合、悪い?」
真由子の声がくもる。
「あ、…えーと、何時から?」
私は我に帰って愛想笑いを浮かべた。
「19時頃かな?場所はまだ決まってないんだけど」
真由子は、まだ私の様子をうかがっているようだった。
「そう…」
私は手帳を見つめながら口をつぐんでしまった。
「あ、分かった。例のカレシとデートの予定なんでしょ?良いわねぇ~モテる女はぁ~」
歯切れの悪い私に真由子が冷やかし声になった。
「いや、そういうわけじゃないんだけど…」
「じゃ、何でダメなのよ?」
せっかく冷やかしたのに反応がおもしろくないと言わんばかりに真由子は少しゴネた。
「分かった。参加するから」
若干、押し切られた感があるけれど、私はクラス会の参加を決めた。
「よし!じゃ、美咲も参加ね」
電話の向こうで真由子が喜んでいる。
「ねぇねぇ、次の日休み?せっかくだからウチに泊まってってよ」
あっという間に真由子の声のトーンが明るくなった。
「うん、じゃ泊まろうかな?久しぶりだからいろいろ話したいよね」
上機嫌のまま、真由子は絶対来てね、絶対泊まってね、と最後に念押しをして、電話を切った。
私のレスの遅さに真由子の声が心配そうになった。
「都合、悪い?」
真由子の声がくもる。
「あ、…えーと、何時から?」
私は我に帰って愛想笑いを浮かべた。
「19時頃かな?場所はまだ決まってないんだけど」
真由子は、まだ私の様子をうかがっているようだった。
「そう…」
私は手帳を見つめながら口をつぐんでしまった。
「あ、分かった。例のカレシとデートの予定なんでしょ?良いわねぇ~モテる女はぁ~」
歯切れの悪い私に真由子が冷やかし声になった。
「いや、そういうわけじゃないんだけど…」
「じゃ、何でダメなのよ?」
せっかく冷やかしたのに反応がおもしろくないと言わんばかりに真由子は少しゴネた。
「分かった。参加するから」
若干、押し切られた感があるけれど、私はクラス会の参加を決めた。
「よし!じゃ、美咲も参加ね」
電話の向こうで真由子が喜んでいる。
「ねぇねぇ、次の日休み?せっかくだからウチに泊まってってよ」
あっという間に真由子の声のトーンが明るくなった。
「うん、じゃ泊まろうかな?久しぶりだからいろいろ話したいよね」
上機嫌のまま、真由子は絶対来てね、絶対泊まってね、と最後に念押しをして、電話を切った。