ソレデモワタシハアナタヲアイス
「それって遠巻きに断られたんじゃない?」
隆太の言葉がグサリと胸に刺さった。
「いつもは知らない人から告られてたから即答で断ってたけど相手が空人だから気遣ったのかもしれないよね?」
真由子までこんな事を言う。
「おまえら…そんなに俺の事、嫌いかよ」
朝から隆太と真由子にこれでもかとテンションの下がる事を言われて、俺は不機嫌になっていた。
「よく考えてみてよ?相手はあの美咲だよ?見た目アレで学年1位でバスケの優等生で。どう考えても釣り合わないでしょ?」
ここまで言われると本当に無理なような気がして来るのは、相手が隆太だからだろうか。
「やっぱ無謀かな?」
「うん」
恐る恐る聞いた俺に、隆太と真由子は大きく頷いた。
「応援しようとかって思わないワケ?」
俺は溜め息をついて頬杖をついた。
「私は美咲の味方だもん。美咲が空人でも良いって言うなら応援するけど…」
「俺も同感」
期待していた大きな味方を失って、俺は自信までなくしてしまいそうだった。
隆太の言葉がグサリと胸に刺さった。
「いつもは知らない人から告られてたから即答で断ってたけど相手が空人だから気遣ったのかもしれないよね?」
真由子までこんな事を言う。
「おまえら…そんなに俺の事、嫌いかよ」
朝から隆太と真由子にこれでもかとテンションの下がる事を言われて、俺は不機嫌になっていた。
「よく考えてみてよ?相手はあの美咲だよ?見た目アレで学年1位でバスケの優等生で。どう考えても釣り合わないでしょ?」
ここまで言われると本当に無理なような気がして来るのは、相手が隆太だからだろうか。
「やっぱ無謀かな?」
「うん」
恐る恐る聞いた俺に、隆太と真由子は大きく頷いた。
「応援しようとかって思わないワケ?」
俺は溜め息をついて頬杖をついた。
「私は美咲の味方だもん。美咲が空人でも良いって言うなら応援するけど…」
「俺も同感」
期待していた大きな味方を失って、俺は自信までなくしてしまいそうだった。