運命
ライバル
あたしと潤が付き合って
1ヶ月がたとうとしている。
「じゃあ、またあとでな」
「うん。ばいばい」
あたしは、移動教室があるため
潤と別れた。
「あのっ!!」
すると、誰か知らない女の子に
話しかけられた。
「何でしょうか・・・?」
「あの・・・宮田くんの
彼女さんですよね?」
あきらかに、見た目は
ものすごく可愛い子。
髪はうすい茶色で、 
目はクリクリしてる。
そして、声はすきとおっていて、
あたしは、この子を初めて見た。
「そうですけど・・・何か?」
「あの、これ!宮田くんに
渡してほしいんです。」
「はい?」
その子に渡されたのは、
一通の手紙。
「私、宮田くんのこと
好きなんです。」
「っえ?いや、
あたし彼女だし・・・。」
「わかってます。ずっと前から
片思いだったんです。」
この子はあたしの前から
潤のこと好きだったんだ。
「ねぇ、クラスと名前きいていい?」
「1年2組の吉原亜耶音です。」
「亜耶音ちゃん・・・」
「宮田くんにこれ
渡してくれるんですか?」
なんでわざわざ
あたしのとこに持って
来るんだろう?
亜耶音ちゃんが
自分で渡せばいいのに・・・
「ごめん。あたし
それは受け取れないや。」
あたしは自分の考えを
亜耶音ちゃんに言った。
「チェッッ。
じゃあいいです。」
今、舌打ちしたよね?
なんなの・・・・
ちょっとむかつく
あたしも腹がたち
さっきのことを
ちあきに言った。
「ほっときなっ!
今は。愛梨が潤の彼女なんだから。」
「うん。」
「ちあきそんな怖い顔して
どうしたの?」
「いやなんかでもなんか
まだひっかかってて・・・。」
「多分もう来ないよ!きっと。」
「うん。 でも、吉原には
気をつけて」
「わかった。」

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