恋と涙はリンクする。

「俺もだよ。」

確かに、

幸せそうに笑いながら、

湊はそう言った。

その笑顔を愛しいと、

頭の奥で感じる。

お互いの唇が離れて、

なんとなく寂しく思う。

まだ、まだ足りなくて。

湊の首に絡んでいない片方の手をまわす。



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