恋と涙はリンクする。



「・・・ッいつまで走んだよっ!」

「・・・ッ!」

そこでやっと我に返る。

あたしを止めてくれたのは、


湊・・・。

湊だ。



「っぅう・・・はぁ・・・はぁっ・・・」

息が切れる。

「急に・・・走り出したと・・・

 思ったら・・・全然ッ・・・

 止まろうとしねぇし・・・」

湊の声は、走ってたせいか掠れていた。





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