【短編集】エーテルの底で


だけど、もう大丈夫。


俺の世界は俺だから
歩いていける。


だけど君を想うと涙がとまらないのは、やっぱり半分は君でできているからだと思う。



ずっと心配かけてたかな。


ようやく俺は歩きだします。

だけど君が取り残されることはないんだよ。


だって俺の世界は俺と君と半分ずつで構成されているものだから。




君は今君のいる場所からそんな俺を見守っていてください。


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