甘い香り
だけど一応高岡くんに訊いてみる。
「だって。どうする?」
「あー…ごめん。
最初に約束してたから。
また今度な。」
「解った、またね。」
愛美が去っていく。
約束していた、
というのは高岡くんの嘘である。
「だって。どうする?」
「あー…ごめん。
最初に約束してたから。
また今度な。」
「解った、またね。」
愛美が去っていく。
約束していた、
というのは高岡くんの嘘である。