甘い香り
涼香の荷物が届いた日、
涼香もこちらへやってきた。

「お兄ちゃん、来たよ。
調子どう?」

「…あー、涼香か。
うん、今日はそんなに辛くないよ。」

「そっか。
荷物置いたらすぐご飯作るね。」

「ありがと。
作り方の本は本棚にあるよ。」

「はぁい。」

涼香は部屋へ向かって走っていった。

(元気だなぁ…。)

思わず、そう思う。

長旅の後だというのに、
とても元気でスタミナが
有り余っている。
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