甘い香り
そんなある日。

叔父が月一回の様子見に訪れた。

「涼太、涼香、元気してるか?
ちゃんと食べてるか?」

「貴之叔父さんだぁ。」

「こんにちは。」

叔父はソファに座る
僕のそばにしゃがみ、
「体調は?」と、訊いた。

「うん、今日は割と落ち着いてる。」

「そうか。」

叔父は笑うと、僕の頭を撫でた。
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