甘い香り
「…ねぇ、涼ちゃん。」

「ん?」

「あたし、ずっとずっと
涼ちゃんが好きよ。
兄弟だとかは関係ない。
涼ちゃんは、あたしを
どう思ってるの…?」

「涼香…。」

「答えて。
あたし、涼ちゃんの気持ちが知りたい。」

お兄ちゃんはずっと
黙ったまま、答えない。
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