片想い………


そしてやっと沈黙を破ったのは“着いたわよ”と言う、母の言葉だった。


車を降りた。



新しいわけでもなく、古びてるわけでもなく、そこら辺にあるような家だった。



何だか少しドキドキしてきた。


ここが新しい家………。



「どう?」

と聞いてくる母に、

「うん………。」

と、曖昧に答えた。






そして、3人で家に入った。





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