僕が出来るまで。
塾の自動ドアが開き、中にゆっくり歩み進めると先生達が一斉に僕に目をやってから机に目を戻した。
僕は鞄から紙を取り出し、それと今いる場所を照らし合わせながらキョロキョロと教室を探す。
そして扉の前に貼ってある名簿に自分の名前を見つけ、その教室の扉を開けて中に入った。
中に入ると今年からお世話になっている先生も座って問題の円つけをしているようなので教室内にはペンで字を書く音だけが響いている。
そんな先生や生徒を横目に引き出しから算数の問題用紙の束を出し、その1番上から3枚ほど取って空いている席を探そうと長机を見たその時だった!
「あ、木村君だぁー!」
その声に驚き、僕は声が発せられたと思われる窓際の1番後ろの席に目を向ける。
するとそこにいたのは間違いなく山口香乃…彼女だった。
僕は鞄から紙を取り出し、それと今いる場所を照らし合わせながらキョロキョロと教室を探す。
そして扉の前に貼ってある名簿に自分の名前を見つけ、その教室の扉を開けて中に入った。
中に入ると今年からお世話になっている先生も座って問題の円つけをしているようなので教室内にはペンで字を書く音だけが響いている。
そんな先生や生徒を横目に引き出しから算数の問題用紙の束を出し、その1番上から3枚ほど取って空いている席を探そうと長机を見たその時だった!
「あ、木村君だぁー!」
その声に驚き、僕は声が発せられたと思われる窓際の1番後ろの席に目を向ける。
するとそこにいたのは間違いなく山口香乃…彼女だった。