僕が出来るまで。
─小学校編─
19XX年2月27日某病院にて…1人の男の子が誕生した。
そう、それが僕…《如月 弘》という人間の形式上の始まりだった。
赤ん坊の頃の僕は元気にスクスク成長…とはいかず、病弱で幼い頃から入退院を繰り返していたと聞いている。
ちなみに僕には2つ上の姉がいて、今考えてみればこの頃から迷惑をかけられていたようだ。
姉は幼い僕を抱き上げていたら手を滑らせて床に落としたり…
台所でガラスのコップを落とし、僕の眉に一生残る傷をつけたり…
とにかくあまりいい姉では無かった。
だが…嫌いではない。
かといって好きな訳でもないが。
まぁ姉の話をしたため、簡単にこの時の如月家について解説しようかと思う。
まずこの家の大黒柱、父についてだ。
自営業で内装業を営んでいる親父である。
父は父で中学の時に母と父を亡くした…と聞いている。
そして母。
母はごく普通の専業主婦。
…なので話すことは特にない。
そして3つ下の弟。
僕にそっくりで双子じゃないかと一時期思いこんでいた頃があるような弟だ。
まぁそんな家に生まれた僕は普通の人より病院のベッドの上で過ごす事が多かったようだ。
そう、それが僕…《如月 弘》という人間の形式上の始まりだった。
赤ん坊の頃の僕は元気にスクスク成長…とはいかず、病弱で幼い頃から入退院を繰り返していたと聞いている。
ちなみに僕には2つ上の姉がいて、今考えてみればこの頃から迷惑をかけられていたようだ。
姉は幼い僕を抱き上げていたら手を滑らせて床に落としたり…
台所でガラスのコップを落とし、僕の眉に一生残る傷をつけたり…
とにかくあまりいい姉では無かった。
だが…嫌いではない。
かといって好きな訳でもないが。
まぁ姉の話をしたため、簡単にこの時の如月家について解説しようかと思う。
まずこの家の大黒柱、父についてだ。
自営業で内装業を営んでいる親父である。
父は父で中学の時に母と父を亡くした…と聞いている。
そして母。
母はごく普通の専業主婦。
…なので話すことは特にない。
そして3つ下の弟。
僕にそっくりで双子じゃないかと一時期思いこんでいた頃があるような弟だ。
まぁそんな家に生まれた僕は普通の人より病院のベッドの上で過ごす事が多かったようだ。