いちごきゃらめる。



しばらく校舎の中を歩いて1Bの教室を発見した。




ここかあ‥‥‥



これから一年間
お世話になる教室。




一度深く深呼吸して
教室のドアを開けた。




ガラガラッ



あれ?
誰も居ない??



そっか、みんなさっきの
とこで集まっちゃってるんだ。



まあいーや、
適当に座っとこ。





「そこ、俺の席。」


背後からいきなり
声がして、一瞬ビクッと
した。



「あっ、ごめんなさい!!
席決まってたなんて知らな‥‥‥‥」


と言いかけて振り返った
瞬間、私は何も言えなくなった。



「自分の席間違えんなよなー」



スタスタと私の前を
通り過ぎる。



私は固まったまま。






何だろ‥‥‥‥‥



目が離せなかった。



あまりにもその男の子が
綺麗すぎて。





‥‥心臓がうるさい。


















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